自分を生きるため、新しい知識を得ることに取り組んでいるが、その知識が生まれた経緯や背景を含めて俯瞰的に理解をしたいという思いから、今、改めて歴史を学んでいる。
知識というものは、所詮、人が体系化したものであり、その知識が生まれた背景にある社会状況や歴史的な経緯によって、抑圧されていたり歪曲されていたりするものだ。知識を体系化した人物の持っている心の傷が引き起こす痛みが、そのまま、その知識自体にも反映されて、知識が暴力性を帯びたり盲点を持つのである。知識が持っている歪みや暴力性、盲点を把握するという意味でも、歴史を学ぶことは重要であると思う。
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