好奇
体は透明に消えた。
でも確かに、ここにある。
風が全身を通り抜ける。
肉と骨の間を。
心臓と肺の間を。
腸の管と管の間を。
吐く息は、上気した胸に突き上げられ、遊び回り
鼻歌になる。
玉川上水沿いを歩けば
そのせせらぎは
笑い声に聞こえれば
泣き声にも聞こえた。
富士見会館のナラの木は
いつも表情を変えず穏やかで厳か。
背筋を伸ばし、背中で挨拶をして通り過ぎる。
焼けるような陽射し。
君のことをもっと知りたくなった。
⌘⌘⌘
連日、35度を超えるような酷暑が続いている。
この頃は、朝、近所の公園へ行って瞑想と音読療法をやってから1日を始めるようにしている。
瞑想と音読療法を終えた後、帰り道での感覚を詩で。